ひな祭りの由来まとめ
2020/04/10
月の最初のイベントと言えばひな祭り。
おひなさまを飾ったり、ひな祭りの献立を作ったりして、ひな祭りを楽しむ方多いかと思いますが、『ひな祭りってどんな由来なんだろう・・・?』なんて思う方多いかと思います。
今回は、ひな祭りの由来について詳しくまとめてみました。
ひな祭りとは?
女の子の健やかな成長と幸せを願いながらお祝いをする日
ひな祭りは、分かりやすく説明すると女の子の為の行事。
女児の初節句に、ひな人形を用意し、健やかな成長と幸せを願いながらお祝いをします。
これ以外にも、日本では平安時代から五節句という行事があり、季節の節目に身の穢れを祓い、健康長寿や厄除けを願う風習がありました。
五節句とは?
3月3日上巳(桃の節句)もものせっく
5月5日端午(菖蒲の節句)たんごのせっく
7月7日七夕(星祭)たなばた
9月9日重陽(菊の節句)ちょうようのせっく
五節句は、季節の節目を表し3月3日は、上巳(桃の節句)を表します。
ひな祭りの由来とは?
ひな祭りの由来は、実は2つあります。
まず1つ目は、上巳の節句。
上巳の節句とは中国から伝わった五節句の一つで、三月上旬の巳の日に、草や藁で作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し、それを川に流すことで厄払いや邪気祓いを行う風習がありました。
2つ目は、ひいな遊び。
むかし、貴族階級の女の子の間では、紙の人形を使った遊びが流行っていました。
今で言うと『おままごと』が女の子の間で流行っていました。
この紙の人形を使った遊びを『ひいな遊び』と言い、このひいな遊びと川に流す人形が結びついて『流し雛』が誕生しました。
そこから、時代は流れ江戸時代になると、人形作りの技術が向上したことで、人形を川に流すのではなく、人形を家で飾るようになりました。
江戸時代から桃の節句が女の子の節句に定められると、さらに華やかさを増してひな壇に人形を飾るようになり、上流階級の子女の嫁入り道具のひとつにもなりました。
この2つの由来が、ひな祭りの由来と言われています。
ひな祭りで人形や桃の花を飾る理由とは?
厄災を身代わりに引き受けてもらう為に飾る
ひな祭りと言って思い浮かぶものと言えば、ひな人形とか桃の花とかを思い浮かべる人が多いかと思います。
しかし、なぜひな人形をや桃の花を飾るのだろう・・・?なんて思う方多いかと思います。
ひな人形を飾るのは、昔の人形や流し雛の風習から来ていてお雛様に女の子の穢れを移して
厄災を身代わりに引き受けてもらう為に飾ります。
なので、ひな人形は厄払いの意味があるので、3月3日には飾る方多いかと思いますが、1日だけ飾ることは、良くないと言われていますので、遅くとも2月の中旬くらいまでひな人形を飾るようにしましょう。
桃の花は、昔から『魔除け』や『長寿』のパワーがあると言われています。
中国では上巳の節句には、桃の花を愛で、桃の花を漬けたお酒を飲み、桃の葉が入ったお風呂に入って邪気祓いを行います。
また旧暦の3月3日はちょうど桃の花が咲くころだったことから、ひな祭りに桃の花が飾られるようになったそうです。
なので、五節句で3月3日上巳ひな祭りを、別名桃の節句と呼ぶのも、こうした背景があるからです。
ひな祭りを子供に説明するには?
ひな祭りは、女の子の成長を見守るお祭り。
しかし、子供はいまいちひな祭りの意味を知らず『ひな祭りって何なの?』なんていきなり素朴な質問をぶつけてきたりします。
そんな時は、ひな祭りはお人形さんが○○ちゃんを悪い者(お化けや悪い鬼)に取り付かれないように身代わりになってもらう為に飾るのよ♫』
『○○ちゃんが元気に大きくなりますように。』ってお人形にお願いするお祭り。
だから、お人形飾る時は、お人形さんに『ありがとう♫』って言いながら飾ろうね。
なんて説明してあげれば、子供でも分かりやすいかと思います。
まとめ
今回は、ひな祭りの由来について詳しくまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
ひな祭りは、昔から伝わる日本の伝統的な文化でもあります。
ひな祭りの由来には2つの由来があり、厄払いや邪気祓いを行う風習がありました。
現代では、ひな祭りになると、ひな人形を飾り女の子の成長を見守ります。
お子さんに説明する時は、ひな祭りはお人形さんが○○ちゃんを悪い者(お化けや悪い鬼)に取り付かれないように身代わりになってもらう為に飾ったりするからお人形飾る時は、お人形さんに『ありがとう♫』って言いながら飾ろうね。
なんて言えば、お子さんでも分かってくれるとおもいますよ。
楽しいひな祭りの日にしてくださいね。