ハロウィンの由来まとめ
2020/04/12
近年、日本でも、ハロウィンを楽しむ人が増えてきて、この日になると街中お祭り騒ぎになりとても楽しいですよね。
しかし、実際ハロウィンがと『どのようなお祭りだったの・・・?』なんて子供に聞かれてたらきちんと答えられるお母さんも少ないのではないのでしょうか?
今回は、ハロウィンの由来について詳しくまとめてみました。
ハロウィンとは?
10月31日に仮装をして楽しむ日
ハロウィンは、毎年10月31日に子供から大人のみんなで仮装をして楽しむ日です。
仮装の格好は、人それぞれ。
ドラキュラやお化けやキャラクター物のコスチュームなど、様々な仮装しますが、近年、日本でもハロウィンのイベントが、盛んに開催されるようになりました。
最近だとお母さんたちが、自分の子供に、プリンセスのドレスや海賊の格好など、可愛い衣装を着せたり、みんなでお揃いの服にしたりなどしてハロウィンパーティーに参加する方が多いようです。
ハロウィンの由来とは?
起源はケルト系のお祭りから来ている
ハロウィンの由来、つまり起源はケルト系のお祭りだと言われています。
ケルト系とは、紀元前のヨーロッパに住んでいたケルト語を話す民族の総称で、彼らは独特の文化と宗教とを持っていて、毎年10月31日はケルトの大晦日にあたります。
10月31日は新年を迎える前の日であり、これから来る長い冬に向けて、大地の恵みに感謝する日でもあるのです。
また、この日は死者が家族の元へと帰ってくる日とも言われていて、死者だけではなく、同時に悪霊や魔女も一緒にやって来ると言われていました。
なので、ケルトの司祭であるドルイドと呼ばれる人たちは、悪霊や魔女を追い払う為に、火を焚きなどして悪霊や魔女を退散させたのだそうです。
そのお祭りをサウィン祭と呼びます。
またそれとは別に、悪霊や魔女と同じ格好をして彼らの仲間だと思わせていろいろな姿に、仮装することで、悪霊や魔女を驚かせて退散させたという説も残っています。
やがて、ケルトは多民族の支配下に入り、アイルランドなどに残るだけになりました。
その彼らも風習は残しながらも、多神教であったケルトの神々から、キリスト教へと信仰を変えていきます。
キリスト教には昔、万聖節というお祭りがあり、すべての聖人と殉教者をお祭りする日で、11月1日がこれにあたります。
このお祭りの前日、10月31日の事をHallow eveと言い、これがなまってHalloween(ハロウィン)になったのだそうです。
お祭りそのものは、ケルトの文化で、呼び名がキリスト教由来だと言えるでしょう。
ケルトは、最後アイルランドに残り、キリスト教と融合したので、ハロウィン発祥の地はアイルランドと言われています。
そしてハロウィンに仮装をするという伝統は、ケルトが悪霊や魔女を追い払うために行った儀式の名残りと言われています。
どうしてハロウィンの時かぼちゃなの?
ハロウィンになると、必ず飾られるカボチャのお化け『ジャック・オ・ランタン。』
中に、キャンドルで、火を灯してランプのように使いますが、実はこのかぼちゃのお化けにもちゃんとした名前の由来があります。
ランタン(吊り下げ式のランプ)を持っているジャックという意味になり、このジャック・オ・ランタンにはこんな逸話があります。
その昔ジャックという堕落した人生を送っていた男がハロウィンの夜に悪魔に魂を取られそうになった時、悪魔を嘘で騙して自分の魂を取らないようにと約束をさせました。
それから時が流れジャックは年老いて亡くなったのですが、生前悪いことばかりをしてきたジャックは天国に行くことができず地獄へと向かいます。
しかし地獄の門の前には昔騙したあの悪魔が立っており、お前の魂を奪わないと約束したではないかと、追い返されてしまうのです。
天国にも地獄にも行けないジャックが困り果てていると、悪魔は元にいた場所に戻ればいいと言い、暗い道中に灯りになる地獄の火種を分けてくれました。
ジャックは近くにあったカブをくり抜いて、その中に悪魔から貰った火種を置いてランタンにし、永遠にあの世とこの世を彷徨い歩くようになったと言われています。
今では、玄関などに置く理由として、悪い霊などを驚かせて追い返す為の物であり、出来るだけ怖い顔や変な顔にしてジャック・オ・ランタン作ると効果的なようです。
ハロウィンに仮装をしてお菓子をもらう意味は?
この習慣の由来は色々とありますが、古代ケルトのサウィン祭では、町を徘徊する悪い霊が家に入らないようにする為、家の外に食べ物とワインを供えて、家の中に入ってこないようにしたことが由来だと言われています。
ハロウィンの由来の説明でも出てきましたが、もともとのサウィン祭では、悪霊や魔女を追い払うために仮装をしていたとされています。
その風習と、ジャック・オー・ランタンの物語が結びついて、現在のようになったと言われています。
アメリカにハロウィンの風習が伝わると、ジャックが持つランタンは、カブ→かぼちゃに変わり、仮装した子供達が町を練り歩きTrick or Treat(トリック・オア・トリート)と言いながら、家々を回ってお菓子をもらう行事に変わりました。
子供にハロウィンの由来を簡単に説明するには?
なんでも、興味があるお子さんは、『ねぇ、ママ、ハロウィンってなぁに・・・?』なんて聞かれた方いるのではないのでしょうか?
そんな時、さっき説明した由来だと大人は理解出来ますが子供には、少し難しいかもしれません。
なので、そんな時は、紙芝居風にまとめると分かりやすいです⇩
その国ではその日、死んだ人のお化けがこの世に帰ってきて、人間に取り付いてあの世へ連れて行こうとするのです。
そこで人々は『同じお化けの格好をして仲間だと思わせてしまおう!』と考えついたのです。
そしたらその考えが見事に当たりお化けたちは、お化けの格好をした人々を仲間だと勘違いして中には、格好が怖すぎて逃げていくお化けも出てきました。
そうして人々は10月31日にはお化けの格好をして、悪いお化けたちから身を守るようになったのでした。
おしまい☆彡
こんな感じでお子さんに説明すれば、バッチリだと思います。
まとめ
今回は、ハロウィンの由来について詳しくまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
近年、日本でもハロウィンの日を楽しむ人が増えてきましたが、ハロウィンは、以外と奥深い歴史があることがわかりました。
ちょっと知っておくだけでも豆知識にもなります。
これを機会に当日のハロウィンを是非楽しんでくださいね♫