文化の日の由来まとめ
2020/04/12
11月の祝日といえば文化の日。
日本には毎月のように祝日がありますが、中には一体どんな日?と思う祝日もありますよね。
きっと何かしらの由来があって名付けられたはずですが、意味があまり知られていない祝日のひとつに文化の日があります。
今回は、文化の日の由来について詳しくまとめてみました。
文化の日はいつ?
11月3日
文化の日は11月3日です。
憲法記念日は5月3日ですがこの日は憲法が施行された日。
その憲法が正式に公布された日が11月3日になります。
文化の日の歴史とは?
憲法記念日は5月3日、この日は憲法が施行された日であり、その憲法が正式に公布された日が11月3日とは、言っても何かイマイチよくわからない方多いかと思います。
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1947年5月3日に日本国憲法が施行、憲法記念日の制定
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1948年11月3日に文化の日が制定となります。
これを見ると、先に憲法記念日が制定されたことが分かりますが、本来は憲法記念日が11月3日となる予定だったのです。
当時の参議院側は11月3日を主張していたようですが、日本の指揮をとっていた連合国軍最高司令官総司令部が拒否していたため話し合いが長引いていました。
しかし、その間に衆議院が、先に5月3日を憲法記念日とすることに同意してしまい、参議院が日を譲らざるをえなくなり、祝日の呼び名を変えることが条件で11月3日の制定が許されました。
こうやってみると文化の日の制定の裏側には、密かに国会での日にち争いがあったと考えると驚きですよね。
文化の日の由来とは?
自然と平和を愛し文化をすすめる日
そもそも祝日とは『自由と平和を求めてやまない日本国民が、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日である』と決められています。
しかし祝日の中でも、何をして良いのかわからない祝日があるかと思います。
その中の1つでもある『文化の日は何を祝えば良いの?』なんて思ったことあるかとおもいます。
文化の日は、自然と平和を愛し文化をすすめる日です。
文化の日は、憲法が深く関係していて、1946年に制定された憲法は、平和主義・国民主権・基本的人権の三本柱で成り立っていますが、これらの憲法によって成立する日本の自然や平和を、日本の文化として称えようという動きから文化の日となったといわれています。
今では、11月3日は文化の日として定着していますが、文化の日は戦後に定められた祝日になります。
といっても、11月3日は、それ以前から祝日とされていて、戦争前は明治節という名前でした。
明治節とは?
明治節は、旧制度(大日本帝国憲法下)で四大節と呼ばれた祝日の1つです。
1927(昭和2)年3月4日に当時の休日法が改正され制定されました。
明治の時代を追憶するという趣旨の明治天皇の誕生日を記念する祝日です。
明治天皇が生まれたのは、旧暦9月22日。
しかし、すでに新暦が利用されていたため、祝日は、新暦に換算した11月3日となりました。
旧祝日法は、1948(昭和23)年7月20日に、現在の休日法の施行と同時に廃止されます。
この時に、神武天皇祭や大正天皇祭といった、天皇の崩御日を祀る祝日は、姿を消していきました。
そんな中、天皇の生誕を記念した明治節は、文化の日という名称で引き継がれ、現在に至ります。
文化の日何をしたら良いの?
日本の文化に触れに行く
文化の日の歴史や由来は分かったけど、『実際何したらよいのかしら?』なんて思ってる方は、多いかと思います。
私から言える事は1つ、日本の文化を思う存分堪能してください。
もちろん祝日なので、仕事も学校もお休みかと思いますので、体を休めるのも良いし、ゆっくり本を読むのも良いともいます。
文化の日は、博物館や美術館や公園や研究所や無料授業や文化祭などが無料開放になることがあります。
これはお子さんいる方には嬉しい情報だったりしますよね。
またデートでフラッと行くのも良し、是非これを機会に行ってみるのも良いかと思います。
まとめ
今回は、文化の日の由来などについて詳しくまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
文化の日は、自然と平和を愛し文化をすすめる日です。
文化の日には、博物館、美術館、公園、研究所、無料授業、文化祭などが無料開放になる日でもありますので、日本の文化を思う存分堪能する意味もこめて、これを機会に家族でお出かけしてみるのもいいかもしれませんね♫