こどもの日の兜の飾り方まとめ
2020/04/11
5月の祝日と言えばこどもの日。
男の子のお子さんがいる方は、お家で飾る方多いかと思いますが、そう言えば『兜の飾り方ってどう飾ればいいのだろう・・・?いつから飾るのだろう・・・?』なんて思う方多いかと思います。
今回は、こどもの日の兜について詳しくまとめてみました。
こどもの日とは何?
こどもの日を当たり前かのようにお祝いしていますが、そもそも何のこどもの日とは一体何なんなんだろう・・・?なんて思う方も多いかと思います。
実はこどもの日は、GWにある国民の休日でもある端午に節句からきています。
節句とは季節の変わり目の行事の事を指します。
3月3日 桃の節句
5月5日 端午の節句
7月7日 七夕
9月9日 菊の節句
昔は季節の変わり目に、宮延で宴会が開かれていたのですが、江戸時代から五節句のとして公的に定められるようになりました。
江戸時代では、端午の節句と呼ばれていましたが、現代では、5月5日は『こどもの人格を重んで、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日』として、こどもの日が祝日に制定されました。
こうやってみると、こどもの日は男の子のお子さんをみんなでお祝いするイメージが強かったけど、本当はお母さんにも感謝する日でもあったんですね。
これを知ったきっかけに、お母さんの家事のお手伝いなんてしてあげるだけでも、お母さんたちはすごく喜ぶとおもいますよ。
こどもの日の飾り兜を飾る意味とは?
健やかに子どもが育つように
こどもの日と言えば兜を飾る家庭が多いかと思いますが、意味を知って飾っている方は少ないかと思いますがきちんと飾る意味はあります。
例えば、女の子の日と言えばひな祭り。
お雛様を飾り災いから子供の身を守る意味を込めて飾ったりもしますよね。
では男の子の日の場合は、鎧兜に当たり 『健やかに育つように邪気から守ってくれますように』と言う意味が込められているのです。
まだ、こどもの日が制定されていない時代つまり端午の節句の時、季節の変わり目でもありますので体調を崩さないようにと、病気や邪気を払う意味を込めて菖蒲湯に入る風習がありました。
また端午の節句は、宮中行事が行われていた時も菖蒲は使われていました。
これが鎌倉時代、武士が台頭してきて『菖蒲=勝負』に通じ、菖蒲の葉が刀に似ている事から、端午の節句は男の子のお祭りへと進化していきました。
そこから端午の節句のお祝いに鎧兜が登場し、今ではこどもの日に兜を出すようになりました。
こどもの日の飾り兜はいつからいつまで飾れば良い?
兜を飾る意味は分かったけど、では一体いつから飾れば良いのだろう・・・?なんて思う方多いかと思います。
実は、こどもの日に飾る兜を出す時期は特に決まりがないのです。
え?!そんなことある?!なんて驚く方多いかと思います・・・。笑
私もその一人です。(笑)
だって、女の子の日に飾るお雛様は、『嫁入りが遅くなる』とか言う説があるくらいですから、男の子の日もあるのかと・・・。
こどもの日の兜飾る時期は、特に決まりがないとは言いましたが、端午の節句、つまり季節の変わり目を表しますので、目安として、春分の日が過ぎたら出しても大丈夫だと言われています。
なので、4月中旬〜4月中に兜を飾っておくのがベスト。
出す日も大安や天気が良い日に出すのが良いと言う方もいますが、そこはあまりこだわりを持たずに、ご家庭の出せるタイミングの時に兜を出してしまいましょう。
では、いつまで飾って置いても良いのか・・・?という所になりますよね。
折角のお飾りなので、1年中飾っている方もいるようですが、一般的に男の子のお祝いの行事として、節句のお祝いでもありますから、5月5日を過ぎたら意味がない物になりますので、こどもの日(5月5日)を過ぎたら片付けるのが一般的と言えます。
逆に、5月5日を過ぎてから片付ける作業をすると、梅雨に入ってしまいますので、天気の良い日に湿気やほこりなど綺麗に拭き取ってから片付けるようにしましょう。
こどもの日の兜の飾り方とは?
②後ろの屏風を飾る
③向かって左に弓を飾る
④向かって右に刀を飾る(※刀は持つ所を下にします。)
木に札は、必ず必要な物ではないので手前に飾っておけば大丈夫です^^
まとめ
今回は、こどもの日の兜の飾り方について詳しくまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
こどもの日、兜を飾るには、昔からの風習もあり今現在にあたります。
男の子のお子さんがいるご家庭は、健やかにお子さんが育つように邪気から守ってくれますように、と言う飾る意味もありますので、これを機会に是非飾ってみてくださいね。